響け! ユーフォニアムは本当によかった

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以下ユーフォのネタバレになります。

 

 

 

2期10話、本心を頑なに胸の奥に仕舞ったまま吹奏楽部を去ろうとするあすか先輩を引き留める久美子が、大泣きしながら心の内をさらけ出す場面が本当にすばらしくて、齢三十歳間近の私の心が久々に、アニメで高鳴った。

 

作中のセリフを抜粋すると次のようになる。

久「あすか先輩と出たい!私が出たいんです!」

あ「そんな子供みたいなことを言って・・・」

久「子供で何が悪いんです!先輩こそなんで大人ぶるんですか!!全部わかってるみたいに振る舞って!」

久「先輩だってただの高校生なのに!」

久「先輩、お父さんに演奏聴いてもらいたいんですよね?誰よりも全国行きたいんですよね?」

久「我慢してあきらめれば丸く収まるなんて、そんなのただの自己満足です!」

久「あきらめないでくださいよ・・・!」

久「後悔するってわかってる選択肢を、自分で選ばないでください・・・」

 

このシーンのしばらく前に、久美子の姉の話があって、自分の本当にやりたいことを我慢しつづけた姉は、好きなことをやって人生を楽しんでいる久美子に嫉妬して堪忍袋の緒が切れてしまった。頑張って入学した大学も辞めようとしている。

そんな姉を傍らでみていた久美子は、同じように母親の都合(エゴ)で部を去ろうとしているあすか先輩のことを心の底から心配している、という背景がこのやりとりにはあります。

こういう物語はなかなか書けるようで書けないと思う。なんだか私は、このやりとりに作者の実体験を後ろ盾にした気迫のようなものを感じた。この久美子のセリフには久美子にしか言えない言葉が詰まっている。他人の言葉で虚飾されていない人間の感情がある。

なによりも、人の為に本気で泣くことのできる人間を私はここしばらくリアルでも、アニメでも見ていない気がした。そんな久美子に私は心を打たれたのかもしれない。

 

結局このブログで何が言いたかったかというと、みんなもユーフォニアムみよう、ということです。アニメ業界の新陳代謝は激しく、たいていの作品は1,2年後にはすっかり埋もれてしまう。この作品を1,2年の寿命で終わらせたくない。そんなことを考えて記事を勢いで書いてみた。いいか、みんなユーフォをみてくれ。