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今川焼き安藤愛子に学ぶブレザー

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グレースケール

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 安藤愛子(以下愛ちゃん)のことは予選敗退した女としか認識していなくてあんまり思い入れが無かったため、本投稿を行うにあたりtruetearsを見返したところ、愛ちゃんと三代吉の関係に修復不可能な亀裂が走った重要シーンと同じ回に湯浅比呂美の「私のほうが誕生日遅いから…」宣言が入っていることを思い出して、まあそりゃあ愛ちゃんのことは僕含めて誰も覚えてるわけねえよな、と思った。6話終盤に始まるこの場面は明らかにtruetears屈指の名シーンで、読者への揺さぶり方も完璧で、石動乃絵派を自負する私も月明りに照らされる湯浅比呂美の姿にはドキっとしたし、湯浅比呂美の圧倒的攻勢の前に一発KOで敗退した愛ちゃんの不憫さに同情を禁じ得なかった。ここから怒涛の湯浅比呂美vs石動乃絵の一騎打ちが始まるのである。

 話が脱線してしまった。愛ちゃんはここぞという所で失策を犯してしまうタイプであるが世の中の大抵の人間はあのぐらい優柔不断で愚かだと思う。明らかに後から嘘とバレるような嘘をついつい吐いてしまうし、自分には恋人がいるにも関わらず過去の思いにずっと引きずられていて、しかもその大切な自分の気持ちをストレートに相手に伝えることができず、かつ自分には本命のライバルがいることを認識できないまま物語中盤で敗退してしまうのだから。これはもうアニメのヒロインというより我々モブ側の人間に近いのだが、そのあたりの等身大の”人間”を演出している女性は本作のメイン登場人物の中では彼女ぐらいだから、一部のマイノリティは彼女を熱烈に応援してしまうのだろう(それはアキバの地下アイドル応援と同じタイプの熱狂だと思う)。ところで湯浅比呂美はうっかりしているように見えるが、彼女はとても狡猾で計画的な人間であると私は確信している。理由を明瞭に言語化することができないのだけれど、truetearsを何度も見返している皆さんはお分かりになってくれるだろうと信じている。