石動乃絵に学ぶグリザイユ画法その3ぐらい

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こっちはグレースケール

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 「乃絵は天使」という主張は僕は好きではない。
 石動乃絵の素晴らしい点は「自分に肯定的」「人を嫌ったりする感情が希薄」「他人の視線を全く気にしない」所で、これは他者に長年抑圧されてきたせいで自分自身に全く素直になれず、言葉をストレートに相手に伝えることのできない比呂美とは対照的である。要するに乃絵は他人のことはどうでもいいわけで、その性質は天使のイメージから大きく乖離しているように思える。
 石動乃絵はトリッキーで浮世離れしているように見えて独り立ちすることのできる人格だから、実は恋敵に破れるライバル役としては適役である。(この点は「心が叫びたがってるんだ。」に登場する成瀬順と大きく異なっていることに留意したい。だからこそ成瀬順は最後に恋が成就する必要があった。)
 石動乃絵は誰かを幸せにするために行動しているわけではないし、私達視聴者に対して理想的な女性像を提供する存在でもない。だから、彼女に対して天使という単語を当てはめるのはひどく違和感を覚える。

 

 みなさんも、そろそろ湯浅比呂美よりも石動乃絵のほうが素晴らしいと思い始めませんか?